【S33最終2088-6位】 無敵艦隊ラプザシオーガ

初めまして、Waveheyと書いて「なみへい」と申します。

 

S33にて自身2回目の1桁順位を取ることが出来たので、記念に構築記事を書こうと思います。

 

初めての構築記事で拙い部分が多々あるかと思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

コンセプト

相手が受けきれない超火力、技範囲で崩して勝つ

 

 

 

構築経緯

伝説2体環境が始まってから好んで使い続けており、ある程度の練度があるザシオーガを軸に構築を組み始めた。

自分はサイクル構築を使うのが苦手で攻めっ気のある構築が手に馴染むのもあり、対面的なザシオーガ軸を組むこととした。

 

まず最初に採用したのは襷水ウーラオスカイオーガの雨と合わせて実質ハチマキ水流連打を撃ちながら技の打ち分けが出来る点を評価した。

次に珠アタッカーとして霊獣ランドロスを採用。強力な特性「威嚇」や剣の舞と合わせてナットレイ入りやネクロズマ入りのサイクルを強引に崩していく駒とした。

攻めの補完はおおよそ上記の4体で取れているが、相手の物理ポケモンを誤魔化す駒が欲しかったため、ウーラオスを見たりザシアン軸への詰め筋となれるHBアッキサンダーを採用。

最後の1枠はトリトドンが重いため何かいいポケモンがいないか悩んでいたところ、うわっきーさんにラプラスを紹介して頂いたので採用することとした。

ラプラスダイマックスを切る前提になるため、カイオーガダイマックスしなくても強いスカーフ、ザシアンは壁と合わせて積むことができザシアンミラーに強いHSザシアンとした。

 

 

 

個体紹介

カイオーガこだわりスカーフ

kyogre.gif

 

性格:臆病

特性:あめふらし

技構成:潮吹き 雷 冷凍ビーム 岩石封じ

調整:B4 C252 S252

 

C:極振り

S:最速バドレックス抜きの最速

B:余り

 

メジャーな技構成である潮吹き、雷、冷凍ビームに加えてヌケニン意識で岩石封じを採用。詰め段階で相手のS上昇を回避できたりダイマックス後のホウオウへダイロックを撃てたりと使用感はかなりよかった。

体力が減っても安定して威力が出せる水技が欲しい場面もあったが、ヌケニンが増えていたこのシーズンは岩石封じにして正解だったと思う。

HDザシアンは事故。

 

 

ザシアン@朽ちた剣

性格:陽気

特性:ふとうのけん

技構成:巨獣斬 じゃれつく かみくだく 剣の舞

調整:H204 B52 S252

 

HB:特化ザシアンの巨獣石火95.7%耐え

S:ザシアンミラー、ダイマックス中のスカーフ黒バドレックス抜きを意識で最速

 

ザシアンミラーに強いザシアン。

メインウェポンの巨獣斬、じゃれつくに加えて非ダイマの耐久振り黒バドレックスをワンパンすることが出来、ヌケニンへの打点にもなるかみくだくを採用。

また、後述するラプラスの巨大旋律と合わせることで全抜きを狙える剣の舞を採用した。

前期までS178のHAザシアンを使用していたが、ほとんどのS勝負に負けていたため最速にした。しかし、この個体は同速で勝敗が決まる場面では9割負けていた。

 

 

 

ラプラス(キョダイマックス)@光の粘土

ラプラス.gif

性格:控え目

特性:うるおいボディ

技構成:うたかたのアリア フリーズドライ 絶対零度 身代わり

調整:H140 B92 C252 D4 S20

H:16n-1

C:火力意識ぶっぱ

S:4振りバンギ抜き

B:出来るだけ高く(ザシアンの特化巨獣確定耐え)

D:余り

 

ザシオーガでのトドン対策としてうわっきーさんに紹介してもらった神ポケモン

間違いなく本構築のMVP。

技構成は身代わりを貫通してダメージを与えられるうたかたのアリア、水地面タイプに4倍弱点を突けるフリーズドライ、耐久ポケモンに連打しつつ不利な展開をひっくり返してくれる可能性がある絶対零度、有利対面で押したりダイマ枯らしができ、ダイウォール媒体にもなる身代わりで完結。

 

主にトドン入り構築やバドザシ、受けループに対して選出した。

 

トドン入りにはラプラスとトドン対面を作り、ザシアンバックに合わせてこちらもザシアンを着地させることで有利展開を作るか、トドンに対して絶対零度を撃ちフリドラを受けに来たザシアンに対して当たればラッキー、当たらなくても巨大旋律からザシアンで積む展開を作ることが出来る。

 

カイオーガの雨や自身のダイストリームと合わせて特性「うるおいボディ」で状態異常を拒否できる点が非常に強く、歌ってくるラッキーを恐れることなく絶対零度を連打することができる。また、どくどくや毒菱持ちムゲンダイナにも強く立ち回ることができた。

相手視点からは特性を判断することが出来ないので、貯水であるというブラフをかけながら立ち回ることもできた。対面ウオノラゴンにエラガミを押されたことは一度もなかった。

 

またHPが高く耐久力が異常なため、陽気珠ゼクロムの雷撃媒体ダイサンダーを確定で耐えるので、ゼクロムや化身ボルトロスに対しても巨大旋律を押していくことが出来た。

 

バドザシ構築に対しては初手投げして巨大旋律を撃ち、後続のHSザシアンとスカーフオーガで制圧していく。

ラプラスが他の壁張り役と決定的に違うところは、雨下でかなりの火力が出る身代わり貫通技うたかたのアリア絶対零度の圧力、うるおいボディの状態異常拒否により相手に時間稼ぎをさせないところにある。

初手ラプラス+HSザシアン+スカーフオーガの選出で、元々相性不利なバドザシに対して8割程度の勝率を獲ることができた。

 

 

 

水ウーラオス(キョダイマックス)@気合いの襷

性格:意地っ張り

特性:ふかしのこぶし

技構成:水流連打 インファイト カウンター アクアジェット

調整:H4 A252 S252

 

A:火力意識の特化

S:極振り

H:余り

 

鎧の孤島解禁時から唯一一度も構築から抜けたことがない一番信頼している相棒。

ほとんどのシーズンこの型で使用していた。

雨下での火力のリーチが陽気とかなり違うので意地っ張りで採用。

ウーラオスの最大の魅力は命中安定のみで高火力技を撃てるところにある。

また、カイオーガの雨と合わせることで環境に存在するポケモンで受け出し出来るのはムゲンダイナくらいしかおらず、HB特化サンダーをインファイト+水流連打で乱数で落とせたり、1匹でラキヌオーを崩すことができる。

キョダイマックスにしているのは解禁当初にキョダイマックス化させてしまった時の名残りで特に意図はないが、ダイナックルに受け出してきたポケモンが次のダイストリームが受からないと考えて慌ててダイウォールしてくることがあり、そのまま貫通してしまうことが多々あった。

特にキュレムネクロのような構築にはウーラオスダイマックスを切ることが多く、条件によっては3タテもしてくれた。

カウンターは物理ポケモンダイマックス時に撃ったり、どうしようもない時の逆転の一手として採用した。こちらの裏にサンダーがいることと襷水ウーラオスは挑発がメジャーになったため、ザシアンに対して決まることも多かった。

環境のメジャーな襷枠(エースバーン、マンムー、悪ウーラオス等)に対してめっぽう強いのもグッド。

 

 

霊獣ランドロス@命の珠

landorus-therian.gif

性格:陽気

特性:威嚇

技構成:地震 空を飛ぶ 岩雪崩 剣の舞

調整:H4 A252 S252

 

A:極振り

S:+1で最速ザシアンを抜くため最速

H:余り

 

普通の珠ランドロス。個人的最強珠アタッカー。

基本的にザシオーガで崩しにくいラキヌオー、ナット絡みのサイクル、メタモン入りのイベザシ、ホウオウ入り、ネクロ入り、ジガルデ入り、ゼクロム入り、レシラム入り、レジエレキ入りに対して選出していた。

ナットレイを起点にして数々の3タテをしてくれた神ポケモン。ザシアン+ナットレイの構築はランドナット対面剣の舞を警戒してザシアンバックしてくる人が多かったので、とりあえず地震を押すとザシアンが散っていくことが多々あった。

準速イベルタルダイマの打ち合いで勝てるのも評価が高い。また、ウーラオスと一緒に選出することでメタモンにコピーされても切り返すことが出来る。

構築的に重いバドホウオウには、後述するアッキサンダー、カイオーガと組み合わせて相手の初手スカーフバドレックスに対してランドの初手ダイアース→ダイジェットでバドレックスを強引に突破し、TODを仕掛けていた。

 

 

サンダー@アッキのみ 

zapdos.gif

性格:図太い

特性:静電気

技構成:放電 暴風 羽休め 身代わり

調整:H252 B252 S4

 

HB:特化

S:余り

 

物理受け兼詰ませ枠。

ウーラオスナットレイ、エースバーン、ザシアン、ホウオウ等が役割対象。

物理受けとしてのクッション役はもちろん、ホウオウナットに対して数的有利を取ってTODを仕掛けたり、ザシオーガに対して後発ダイマの詰め駒として使う。

たまにいるカミツルギに対してはこのポケモンがいないと終わるので出来る限り選出していた。

 

 

 

選出

対バドザシ

・・・ラプラス+ザシアン+カイオーガ

対イベザシ

・・・ラプラス+ザシアン+カイオーガカイオーガ+ザシアン+ウーラオスカイオーガランドロス+ウーラオス

対ザシオーガ

・・・ウーラオス+サンダー+ザシアンorカイオーガカイオーガ+ザシアン+ウーラオスorランドロス

対バドホウオウ

・・・ランドロス+サンダー+カイオーガ

対ジガザシ

・・・ラプラス+ザシアン+カイオーガカイオーガランドロス+ウーラオス

対受けループ

・・・カイオーガラプラス+ザシアンorサンダー

 

 

重いポケモン、構築

単体で重いポケモンはルギア、ルナアーラ

初見で型が不明だとどうやって処理すれば良いかわからなかった。

 

構築単位で重いのはバドホウオウ、ザシホウオウ。

バドホウオウは初手でバドレックスを処理できればTODで勝てるが、ホウオウから入られた場合ほぼポリゴン2が選出されているのでサイクル負けする。

ザシホウオウはザシアンとカイオーガに強いチョッキホウオウ+HSザシアン+HBトリトドンの選出がほとんどで、構築のすべてのポケモンが理論上受けきられるためかなりキツかった。

 

 

結果

TN 孤独の観測者 最終2088-6位

 

TN 運命探知魔眼 最終2017-39位

 

TN なみへい 最終2012-46位

最後に

この環境この構築が自分が最大限のパフォーマンスを発揮できると思い、最終1桁順位を目標に有給を使い最終日に臨みました。

その甲斐あってか朝7時の時点で2ROM2100チャレンジまで到達することができました。

2100を取ることはできなかったけど6位という高順位を取れたことは率直に嬉しかったです。

あと少しで剣盾も終わってしまいますが最後まで楽しもうと思います。

ここまで閲覧ありがとうございました。

 

Special thanks

通話して励まし合ってくれたおろしぽんずさん

同じく通話してくれて自覚の塊の夢色違いキョダイ神ラプラスを託してくれたとしさん

ラプラスを勧めてくれたうわっきーさん

DMで応援してくれためろさん、こころさん